“幸せ”の価値観-言葉と幸せの関連性

はじめに

「先生、私幸せになるにはどうしたら良いですか?」とよく聞かれる。

その時そのお客様がその度に幸せから一番遠い場所にあることを知る。

何故そう感じるのかと考え始めた。

それは自分が今幸せであることを気付いていないからだ。

では何故幸せを求めているのに今幸せであることに気付いていないのかを考え始めた。

すごく簡単なようで物凄く難しい問題なのではないかと考え、ここに残したいと思った。

幸せとは?

まず、幸せについてネットの国語辞典で言葉の意味を調べてみた。

幸せや幸福というのを省き、簡単に箇条書きにすると

  • 運がよいこと。
  • その人にとって望ましいこと。
  • 不満がないこと。
  • めぐり合わせ。
  • 運命。
  • うまい具合にいくこと。
  • 物事のやり方。また、事の次第。

このような感じのものが多かった。

国語辞典を読んだ印象としては棚からぼたもちを待ち望んでいる感じに思えた。

本当にこれで幸せになれるのだろうか?と感じたのである。

「幸せになりたい」は禁句

私は霊能者と名乗るようになってから1年半になるが1年だけでも2000人以上鑑定している。

その中で幸せになるにはどうしたら良いですか?と聞かれることが多い。

その場合私はこう答える。

幸せになりたいと言わないことです。

そして今ある幸せを見つけることから始めてください。

更に言うなら楽しむ努力をすること。

何故私が“幸せになりたい”と言わないことを推奨するかというと【言霊】が関係している。

おじいちゃん・おばあちゃんから言われ聞き覚えのある方もいるかもしれないが、言霊とは言葉に宿る魂のこと。

では、この言霊が一番作用する身体の部位はどこかと言うと【脳】なのだ。

脳は物凄く言葉に反応する部位だと私は認識している。

“なりたい”という言葉は未完了な願望を持っている場合に使われる言葉。

この言葉を脳が認識すると未完了のままにしようとする、もしくは完了させる為過度に思考を集中させたりする。

そして脳は目に見えない・わからない情報は予測や推測で穴を埋めようとする習性があると私は感じている。

例えば、陰口を言われると面と向かって悪口を言われた時よりも恐怖を感じるのである。

そして大きな特徴は嫌悪感よりも恐怖が強くなるのだ。

他の人も実は思っているのではないか?等の気持ちが出てくることで周りのみならず自分すらも信じられなくなり精神的に衰弱した経験がある方は多いのではないだろうか?

この場合はどこで誰がどんなことを言っているかわからないという状況に対し、脳は最悪の状態を回避する為に最悪のケースを想定し、その最悪の想定で穴埋めをした時に起こることだと私は考えている。

そして自分でも人でも感情面においてはより多くの修正を必要とする傾向があるように思う。

その為、脳は基本的に感情を含む心理面の情報処理を苦手とし反復しようとしたり、遮断したりする。

だからこそ思い込みというものがあるのではないかと考えている。

ということは“幸せになりたい”と口に出してしまうと脳は【今は幸せではない状態】と認識し、幸せとは何か?を模索し始める。

だが、前述した通り形がないものを苦手とする脳は幸せがわからず“幸せとは何か?”の無限ループを繰り返す。

そうするとなかなか幸せにたどり着けないという構図が出来上がってしまうのだ。

「そんなバカな(笑)」と言われるが、これは私自身が経験していることなのだ。

私のイメージではAIが一番近い。

AIは人間をベースに作られているのだが、今回は逆輸入しよう。

AIは膨大な情報の中から一番可能性やより成功率が高いものを算出するのには長けている。

一つの答えがあるものを得意とし、複数の正解を持つ問題に対しては混乱することが多い。

感情や情緒といったものは様々な価値観を採用する。

答えが一つではないため感情の処理はとても苦手なのだ。

感情とは生産性や合理性だけを追い求めることは不可能であり、1つの方程式を確立することができない。

世論でAI否定派の中には“AIが感情を理解できないから危ない”という見解があることを聞いたことはないだろうか。

私は脳も近いことが言えると感じることが多い。

脳は身体にとって絶対的存在だ。

だが、脳が唯一支配できないのは心であり、心は脳に唯一逆らえる存在なのではないかと。

心が脳を、脳が心を支配することは不可能なことではない。

嫉妬などで気が狂った人は心が脳を支配している状態と言えるだろう。

自分の気持ちに素直になれない人は脳が心を支配していると言えるだろう。

このことから脳と心は対等な関係なのではないかと私は捉えており、だからこそ人間には葛藤があり、人は悩むのではないかと考えているのだ。

幸せの話しに戻す。

一般的に幸せをイメージするようにと言われると想像するものがある。

家族4人で庭付き一戸建てで犬を飼っていて、青々とした芝生の上にいる写真のような状態。

幸せになりたいと嘆くお客様に幸せのイメージを聞いたら不思議と大体こう答えるのだ。

理由は恐らくこれは脳が幸せという形がないものに具体的な想定や定型を求めた結果、世間一般もしくは平均的なものを【幸せ】と認識している。

幸せになりたいとおっしゃるお客様にイメージを聞くと必ずと言って良いほど「普通の幸せがほしい」という。

では、普通の幸せって何ですか?と聞くと答えられない。

考えてみてほしい。

この現代の日本においてそれは本当に“普通”なのだろうか?

晩婚化が進み、それに伴って不妊治療を受けている夫婦も増えた。

子ども2人以上産むことは身体的にも金銭的にもかなり大変だ。

庭付きの一戸建てに住むこともそんな簡単なことではない。

私のような個人事業主はローンすらも危うい。

普通というのは平均という意味合いを持つ。

なら、本当に家族4人に庭付き一戸建てで犬を飼うことは平均なのだろうか?

私からすると結構レベルが高いと感じる。

それを普通・平均と考えるのは何故か?

メディアの視覚的効果だ。

幸せになりたいと嘆くお客様に「本当にそのイメージがあなたの望みですか?」と問うと大体がわからないと答えるのだ。

そして「安定がほしい」と言う。

家族4人に庭付き一戸建てで犬を飼うことが何故安定していることになるのか。

その中の人間模様はわからないのに何故安定や幸せの象徴のように感じるのか?

そしてわからないものを目指すのは何故か?

理由は脳がこうあるべきだと決定しているからなのではないかと私は考えたのである。

要するにメディアからの視覚的効果により普通や平均を設定され、脳はこれを幸せだと認識する。

そしてそれ以外を幸せではないと認識し、排除する。

更に「幸せになりたい」という言葉を用いることで【今は幸せではない状態】と認識し、不幸感を出す。

だが、人間は環境や状況を易々とは変えられない。

だからこそ不満が募り、自分は人より劣っていると考えるようになり自己肯定力が下がる。

その状況が長きに渡るとうつ状態になったりするのである。

言葉とは何とも恐ろしいものなのだ。

だが何事も扱い方が重要で、それだけの影響力を持つ言葉の扱い方を覚えることで脳ごと変えてしまえるのだ。

今が不幸だと感じている人は幸せを象徴するような言葉を選んで使うことで脳は幸せだと認識するようになるということだ。

脳が幸せだと認識さえすれば「幸せになりたい」という言葉を使わなくても良いようになっていくということでもある。

これだけを読めば何とも胡散臭い話ではあるが、毒も扱い方によっては薬になると言う。

あの発想で私は言葉の扱い方を覚え、自分自身を変える・自分の人生を切り開く為の武器にすることを推奨している。

L!RaNaの言葉の使い方

私は決して言葉遣いが綺麗ではない。

どちらかというとかなり口が悪い。

今回はそういう話ではなく、マインドコントロールの話しだ。

私は基本的に自分も人も褒めるようにしている。

もちろん自分は物凄い勢いで褒める。

口癖は「なるほど」・「素晴らしい」・「天才」・「最高」・「やばい!(喜)」だ。

何とも知能指数の低さが窺える語彙力の低さだが、これは効果てきめんなのである。

私の脳みそが途轍もなく単純ということを差し引いてもこれはかなり効果が期待できる。

私からするとパブロフの犬やプラシーボ(プラセボ)効果も脳の反復性や依存性、脳の働きがどれだけ絶大なのかの性質を突いた研究だ。

脳の性質と言葉の力を合わせる。

むしろ言葉を使って脳を調教するのだ。

言葉を使って脳を調教している典型的な例は口癖

過去のL!RaNaの口癖

  • だって!~やもん。(正当化)
  • でも、~。(言い訳)
  • しんどっ。(悪態)
  • だるっ。(悪態)
  • は?(敵意)
  • 私なんてさぁ~やから。(卑下)
  • 幸せになりたーい(他力本願)

びっくりするほど幸せ要素ゼロ。

この口癖を使っていた時は棚ぼたな幸運を期待していたし、幸せになりたいが口癖だった。

口癖が脳に影響を及ぼしていると理解したのは営業職をしていた時のことだ。

営業はお客様が言うことに同調・共感することが鉄則だ。

最初の私はできなかったが、仕事だからするしかない。

それを思っていなくても言葉にしているとある日心からお客様に共感できるようになっていった自分がいた。

その時に自分が変わったことを知り、言葉が自分や他者に与える影響力を知った。

営業職に就いて初めてできた口癖がなるほど

一旦相手を受け入れたと示す言葉。

受容を表す言葉だった。

私はお客様を受け入れたと同時に自分のことも受容できていたのである。

納得と覚悟

言葉を口から出すということは影響力が大きい分、しっかり考えて口から出さないと口は禍の元となる。

だが、そうならない為のコツがあるのだ。

納得と覚悟だ。

経験上、納得と覚悟があれば大抵のことは乗り越えられると思っている。

前回の記事に書いたEQと想像力を働かせるのだ。

  • 自分が言われて嬉しいことを言う。
  • 無責任なことは言わない。
  • 自分で尻ぬぐいできないことは言わない。
  • 誰かが一人勝ちする方法ではなく、全員が限りなくwin‐winになる、もしくは近い状態になることを目的に据えておく。
  • 自分自身だけでなく、周りが納得できる選択をすること。

私はこれを言葉だけではなく、人生の指針にしている。

それが正しいのかはわからないが、自分は幸せではないと悲観することはなくなったし、今の幸せに気付けるようになった。

逆に私と居ると楽しいと言われるようにすらなったのだ。

自分の努力や思いが全てが報われることはない。

だが、一つも報われないということもなくなるのだ。

その少なくても1つが報われることをどう感じるのかが重要なのである。

そして納得とはこじつけるべきものではなく、結果が良かったにしろ悪かったにしろ「ここまでやっても無理なら何やっても無理」と思えるくらい動くことで得られるものだ。

納得できるまで考えない、動かない、話さないから嫉妬や未練、執着や後悔が残ってしまう。

それらは幸せから最も遠いものなのだ。

納得すれば心は軽くなる。

心が軽くなれば、笑顔が出てくる。

笑顔が出れば相手の笑顔を引き出すことができる。

その引き出せた相手の笑顔を見て、嬉しくなる。

その嬉しさや笑顔が1秒でも多く記憶に残ることが充実感に繋がり、自己肯定感に繋がる。

幸せだと感じる為には重要なポイントなのだ。

まとめ

幸せとは瞬間的なものではない。

ただその瞬間を紡いでいくことで出来上がるのが幸せな人生なのだ。

色んなものが溢れている現代の日本において“在ることを喜ぶこと”は簡単なものではない。

当たり前は幸せを感じにくくしてしまうのだ。

何かがキッカケで当たり前が崩壊した時に在ったことが幸せであったと気付き後悔してしまうのである。

私は幸せになりたいと嘆くお客様に必ず聞く質問がある。

「もし今死んだら成仏できますか?」

かなりの愚問だ。

幸せになりたいと嘆いているのだから成仏なんてできるわけがない。

もちろんわかっていて質問している。

そして次の質問は「どうすれば成仏できると思いますか?」

この質問でやっとお客様は今自分自身が今何を一番求めているかが見えてくるのである。

常に死ぬ気で生きていたら当たり前なんて思わない。

むしろ今ある幸せに気付けるのだ。

何かを考える時は今死んだら後悔するか否かをベースに考えると物凄くあっさり答えが出たりする。

なら、こんな長々書かずにそれだけ書けよ!というクレームは受け付けない(笑)

何故ならこの記事に書いた一連の内容は必ずお客様に伝えることなのだ。

もちろん、お客様と会話しながらになるので本当に全てを話せているかはお客様次第なのだが。

大半のお客様はこの一連の話しをすると何かを掴んでくださり、スッキリした!何かわかった気がする!と言ってくださる。

それがまた私の幸せになっていくのだ。

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