<対面鑑定>自分がわからない
はじめに
「先生。私はもう自分がわからないんです…」
最近この言葉をよく聞く。
むしろ鑑定士になって“自分がわからない人が世間にこんなに溢れていたのか!”と驚いたものだ。
自分が何を思い、何を考え、何が正しくて、何が間違っているのか、どこに向かっているかを見失ってしまう。
原因の多くはモラハラやパワハラ。
モラハラやパワハラと聞くと他者を思い浮かべるが、実はそれだけではないのである。
自分自身に対するモラハラやパワハラー自傷行為
“自分は何でこんなこともできないの…”
“こんなんじゃ社会人失格じゃん…”
正直誰しもがこう思った経験があると思う。
自分の失敗に対して自分を責め、心臓が鷲掴みにされたような緊張感を感じたことはないだろうか?
どんなに慰められても、どんなに仕方がなかったと言い聞かせても頭から離れない光景はないだろうか?
自分は全然できない不出来な人間=欠陥品。
もっと頑張らなくちゃ。このままでは誰にも認められない。
もっともっと頑張る。
できないならもっと頑張るしかない。
これは自分に対するパワハラ。
自分なんか居なくなっても何も変わらない…
これはモラハラ。
何故こういうことは起こるのか。
その原因の一端ではないかと感じたのが今回の相談内容なのだ。
今後もっと身近に溢れてくるであろう事象なのだということを意識しながら読んでほしい。
相談内容
同棲している彼がいる。
同棲に至るまでも色んなことがあった。
本当にこのままで良いのかがわからない。
霊視結果
同棲中の彼氏からのモラハラ
相談者と彼は似ているところが複数ある。
考え方や趣味、興味をもつポイントなどが挙げられる。
ただ、彼には男尊女卑の観念があった。
“女なんだから~しろよ。”
“男はこうあるべき!”
といった固定観念だ。
まさにモラハラ。
これは相談者の父親も同じ固定観念を持っているように見えた。
正確に表現すると父親の方がその傾向は強いのだ。
だから相談者はわかっていて、そしてそれを諦めているように見えた。
その時に相談者の頭に過るのは前の彼氏。
彼ならこんなことは言わなかったのに。
こんな気持ちになったことはなかった。
そんな気持ちが湧いてきている。
正直元カレは金運が良くない。
全力で応援することはできないが今の彼よりはマシです。
今の彼と一緒にいると自己肯定力が落ちてしまう。
まず今の彼から離れて自立しなさい。
そう伝えた。
そう伝えたのだが、相談者はもうわかっているように感じたのだ。
では何故現状を変えなかったのか?
その問題に差し当たる。
原因は精神の時間が止まっていること
相談者は精神年齢が17歳で止まっていた。
相談者自身を霊視すると何故かいつも制服を着ているのだ。
その少女を分析すると16~17歳。
色々悩んだり、友達と笑い合っているばっちり思春期な感じの姿が見えてくる。
そして背景はいつも教室。
相談者に私は確認した。
17歳、高校2年生らへんの時のことをよく思い出すこと多くない?
あん時は良かったなぁ…的な感じで。
相談者は目を見開き、かなり驚いていた。
そこが合っているとするならば答えは簡単。
見えたままを伝えれば良い。
私には制服を着た少女は進路に悩んでいた。
やりたいことが見つからないことに焦っていた。
周りは漠然とでも目標を見つけていっている。
その時に“もう…何でもいいや。”
その時に精神の成長が止まってしまったのだ。
要するに精神の時間が止まってしまった原因は大人になることへの恐怖心。
17歳は将来を考え始める時期であり、当時の相談者は大人になった自分を想像できず、やりたいことを見つけることもできずに止まってしまったのだ。
子どもの時のように何も心配することなく夢なんて語れない。
何て言われるかわからない。
否定されたくない。
その時に現実から目を背けたことから始まったのだ。
17歳以降の相談者
相談者は17歳以降は違和感を感じながらも頑張って就職し、頑張って生きている。
色んな事に悩み、色んなことを乗り越えてきた。
それでも何か足りない。
何かが違う。
でもどうすれば良いかわからない。
どうすれば良いのかすらわかっていない自分の決断を信じることができない。
途方にくれているように視えた。
これは物凄く辛いこと。
生きていることにすら違和感を感じてしまうレベル。
そのグラついたメンタルに圧し掛かる彼氏の男尊女卑の観念。
相談者はもう限界だったのだ。
元々相談者は自立心や好奇心が旺盛。
でも自信がない。
動きたくても、「できるはずがない」と言われることで少しの勇気もくじかれてしまう。
家事や仕事に追われ、違和感とも戦い、彼氏に馬鹿にされる。
馬鹿にしてくる彼氏自身何ができるわけでもない。
我は強いが、何事も中途半端で自信がない。
自信がないから主導権を握ろうとする。
外面は良く、当たり障りのない人。
初めて会った人はこの人がモラハラなんて信じられない!と言われるような物腰が柔らかく、明るい接しやすい人に見えるだろう。
合わせる必要はない。
似ているところがあったとしてもやっていいこと悪いことがある。
人との違いを認めること。
同じ人間なんて存在しない。
あなたはあなたで良い。
あなたがあなたでいることが生まれてきた意味。
あなたらしくいることが幸せへのカギ。
それが損なわれるなら別れた方が良い。
私はそう伝えた。
辛いことからは逃げたって良い。
むしろ逃げなさい。
逃げることが許されるくらいあなたは我慢したのだから。
逃げるが勝ちという言葉があるように逃げて体勢を立て直してから考えればいい。
まずは実家に帰り、仕事を見つけること。
しっかり蓄えること。
実家に戻る前はご両親にもう一度戻らせてもらいたいということをしっかり頭を下げてお願いしなさいと伝えた。
甘えてぬるっと終わらせて良い問題ではない。
出て行った場所に自分の居場所はもうない。
学校でも職場でも飲食店でも自分が離れた場所はもう自分の場所ではない。
子どもなんだから、親なんだからという考えは捨てなさい。
子どもだと揶揄されたくない、一人の人間と認識されたいのであれば礼儀を弁える必要があり、大人とは礼儀を重んじるものだと助言した。
その責任感が更なる行動力を生み、行動に成果を伴わせる原動力となる。
成果が伴えば、自分に自信もついてくる。
その時に初めて自分が大人になったと感じるのだ。
L!RaNa式精神年齢の上げ方
精神年齢の上げ方はまず過去を振り返ること。
過去に足を取られていては前に進めない。
だから過去の事は忘れるのよ。
みたいなことを言う人は多いが、それができたら苦労はしない。
基本的に人間の脳はそう単純ではないのだ。
忘れたくて忘れられるならこんなに自殺者が出ることはありえないのだ。
ならば!!
L!RaNa理論:できないなら徹底的に利用しろ。
精神年齢が上がらない原因は過去に足を取られているのが主な原因なのだ。
「あの時は良かったなぁ…」と特定の年齢を思い出す人はそこで精神年齢が止まっている可能性が高い。
過去を振り返る場合、全て紙に書き記すことが原則。
この場合はメモ用紙よりノートが望ましい。
今回の相談者を例に挙げると17歳から更に幼い頃へ記憶を戻し、覚えていることを紙に書いていく。
記憶を戻し、納得できるまでやり続ける。
周りに聞いたって良い。
自分を集めるようなイメージだ。
その時の自分の感情や悩み、残っているものを全て書き出して考える。
そして書き終わったものを読む。
気になったところに全て印をつける。
その印を別紙にまた書く。
そしてまた読む!
“いらないな。”と思ったものから捨てる。
これの繰り返し。
私自身、文字に起こすと途轍もなく面倒な作業に感じてきたが、実は案外楽しいのだ。
過去の自分の悩み相談を受けている感覚になる。
未来の自分に宛てて手紙を書く人は居てもその問いに答えている人はそう多くはないのではないかと思う。
書いている時→過去の自分
読んでいる時→今の自分
このような構図になるのだ。
17歳から記憶が途切れているところまで来て、納得できたらまた17歳の部分を読む。
そして17歳から1年1年と年齢を重ねていく。
それが現在の年齢に到達した時、今とは違った考えが湧いてくる。
そしてそれを踏まえた上で自分の将来を考えると地に足が着いてくるのだ。
まとめるとこうなる。
- 17歳の時をじっくり思い出し、紙に書く。
- 17歳から1年ずつ同じことを繰り返していき、納得できる年齢もしくは思い出せなくなるところまでやる。
- 完了したら17歳に戻り、現在の年齢まで同じことをする。
- 現在の自分の年齢に到達したら未来の自分の理想像を箇条書きにする。
- 箇条書きにした内容と今の自分とのズレを書く。
- 何故ズレているのかを考え、それをまた紙に書く
過去の自分と向き合うことで過去の自分が教えてくれることがたくさんある。
過去の自分を時間から解放してあげるようなイメージを持つとやりやすい。
過去の自分と相談すると未来は作りやすくなってくるのだ。
そして自分という存在に一貫性が出てくる。
そうするとまた新しい自分を見つけられるようになり、目標ができる。
目標ができれば、行動力や原動力が湧き、人生に意味を感じられるようになる。
それが幸せになるコツになってくるのだ。
そして精神年齢が実年齢、もしくは実年齢以上になった時に
過去に足を取られていては前に進めない。
だから過去の事は忘れるのよ。
と言える自分になっていることに気付けるのだ。
L!RaNaの感想
今回は盛沢山な内容になりましたがいかがだったでしょうか?
今回は相談者さんの意向もあり、全てをお出しすることはできませんでしたが、自己否定や精神年齢が止まっていることが及ぼす人生への影響はわかっていただけたかと思います。
私自身が感じているモラハラやパワハラの最も恐ろしいことでは言われて傷付くだけに留まらないということ。
私の父親もモラパワ大魔王で「おい、デブ(ブス)」とか「そんなこともできひんのか!」とか「そんなに気に入らんなら出ていけ」とか言われていました。
もちろん「お前はアホやなぁ。」って言われるのはもはや枕詞みたいになってました。
“もちろん”と言われてもモラパワな人に出会っていない方には少々わかりにくいかもしれませんね(笑)
モラパワ人間というのは基本的に相手の自尊心を折って支配したい人間が多いので、日常的かつ常習的にむしろベースで馬鹿にしてきます。
そんな経験をしていると無意識に刷り込まれているようで、自分はそんなつもりでいなくてもマイナス思考になってしまうんですね。
私もかつてはそうでした。
現在は自分のマイナス思考すらも食い物にするポジティブモンスターになりましたけどね!
自己否定は本当に恐ろしいものです。
特に家族からのモラハラ・パワハラは絶大な効果があるんです。
特に両親。
教育とは言い換えれば“洗脳”です。
何もないところに一番最初に色が付く。
親の教えが子どもの人生のベースカラーになるんです。
そして両親が1人を馬鹿にすると他の兄弟や姉妹も馬鹿にするようになる。
家族に認められたい!という気持ちが家族への執着を強め、どれだけ傷付けられても耐えざるを得ない環境を作り出す。
相手は耐えていることをわからず、甘えてくる。
これは家族だけに留まらず、恋愛関係にも影響しループするんです。
信頼関係や愛情、幸せから遠ざける負のループ。
その負のループが社会に勝者と敗者を作るんです。
恐ろしい!
本当に恐ろしい。
何が恐ろしいかというと“終わらない”ということ。
今回の相談者さんのように終わらせて良いんだ。
自分らしくて良いんだ。と気付いてもらえるように伝えるのが私の使命の1つなのかもしれませんね。
モラハラ・パワハラで苦しんでいる方へ
あなたは悪くない。
そう私が言ってもあなたは信じないでしょう。
自分がもっとできる人間なら認められるんだから頑張らなくちゃ!
そんなことはまず有り得ない。
その場所は、その人はあなたを罵るだけで活かせてはいないだけなのです。
そして“できる人間”になろうとしなくて良いんです。
雑魚で良い。
私も雑魚です。
きっとみんな雑魚。
鯛やマグロに価値を勝手に付けたのは人間でしょう?
でも本当は命に優劣なんてない。
価値なんて勝手な思い込み。
あなたがその誰かの“勝手”に当てはまろうとする必要はないんです。
弱くていい。
泣いても良い。
怒っても良い。
その後に笑顔になれるなら。
私がいつでもあなたの話しを聞きますから。
私があなたの悩みを一蹴して笑顔にさせてみせますから。
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