<対面鑑定>ペットの気持ち

鑑定背景

今回のお客様は2度目の鑑定になります。

前回も飼われているワンちゃんのご相談でした。

このワンちゃんは保護施設から譲ってもらった子で、多頭飼育で飼育崩壊した家から救出されたという背景を持っている子なのです。

以前の鑑定ではワンちゃんの前世を見ることができ、大人の男性(40~50代の中肉中背の男性)との因縁、トラウマが刻み込まれていることが発覚。

そうなってくると旦那さん自体に問題はなくても警戒心が強くなりやすい状態になる。

以前は相談者の方の旦那様の存在自体に怯えているようでしたが、今回は以前の状態とは少し違いました。

相談内容

神経質な状態が続いている。

旦那さんだけでなく、長男くんにも吠え始めた。

どうしてあげれば良いかがわからない。

霊視内容

<シーン1>

霊視を始めると今回は旦那さんに対する怯えや嫌悪感ではなく、ドン!バン!というような途轍もなく大きな音や地響きのような音が聞こえてきた。

恐らくこれはドアの開閉音、物を置く音や歩く音。

その度に“また来やがったっ…!!”

“くそっ!今回は早かったな…!”

と言いドアを向きながら立ち上がり臨戦態勢に入る。

“かかってこいよ!俺は逃げねぇ!!!”と大声をあげている。

この状況が何度も何度もループして見えた。

そしてこのワンちゃんの精神状態は戦争から帰って来た帰還兵のような精神状態にそっくり。

<シーン2>

薄暗く狭い場所にたくさんの柵、たくさんの犬!犬!犬!

20~30頭くらいに見えた。

それと新聞紙の擦れる音、酷い匂いと犬の鳴き声。

この匂いの正体がわからず、L!RaNaの使い魔シッキーに聞いた。

“これ何の匂い?生乾きの雑巾っぽい匂いやけど。雑巾見当たらんで。”

“これは不衛生な状態の犬の体臭ちゃうか。でも糞尿の匂いはそんなせーへんなぁ。”

そんな会話をしながら霊視を続け、ワンちゃんから喉の渇きや空腹、そして敵意と殺意を受け取った。

人間ではない天敵が存在しているように感じ、その敵意の先を辿ると黒い犬。

黒柴犬みたいな顔の大きな犬。

この部屋にいる犬の中でも過ごしやすそうな場所に寝ていてその周りには3匹くらいの犬がいた。

この黒い犬は他の犬の食糧や水を奪い、怪我をさせる存在。独裁者なのだろう。

その部屋には2~3つのグループがあったようだ。

黒い犬が集めた比較的身体の大きい犬のグループと相談者の方が飼うことになったワンちゃんのグループ、どちらにも関わりたくないグループ。

ワンちゃんのグループはこの黒い犬のグループに虐げられていた。

それでも必死に戦ってきたのだろう。

小さい子たちを守らないと!お母さんたちを守らないと!という気持ちがワンちゃんの生きる意味になっていたようだった。

<シーン3>

地鳴りのような音が聞こえ『おーい。ご飯だぞー。』と聞こえ、40~50代の中肉中背の男性が出現。

顔との距離的に180㎝くらいあるように見えた。

恐らく多頭飼育をしていた人だろう。

一層大きくなった鳴き声。

耳をすませると“こっち!こっちに置いて!もう少しこっち!そっちはダメ!”

“お腹が空いて死にそうなんだ!”

“助けて!様子がおかしい子がいるの!”とたくさんの声が聞こえてきた。

その中をはーい。はーい。ちょっと待ってねーと足でかき分けながら進んでくる大男。

顔は逆光で見えなかった。

足でかき分けられた犬たちは“痛い!何すんだよ!さっさと食わせろ!”など言いながら吠えている。

その光景は昔観たぼくらの勇気~未満都市~というドラマと被った。

<シーン4>

たくさんの防護服のような姿の人間やゴム手袋を付け髪を後ろで結んだ女性数人が部屋に入ってきた。

『こんにちはー』

『大丈夫だよー怖くないよー。』

『お外に行こうねー』

『可愛いねー』

『こっちにおいでー』などと口々に言っている。

いつもの配給の時間よりも早い上にいつもより明らかに多い人数。

その状況にワンちゃんは違和感を覚えた。

大きな檻に何匹かずつ入れられ、外に連れ出されていく。

ワンちゃんは連れていかれる子を見て“何すんだよ!返せ!”と叫び続けていた。

とうとうワンちゃんも檻に入れられ、車に乗せられた。

“私たちどこに行くの…?”

“お腹空いちゃった…食べ物ないかなぁ…”

“僕たち死ぬのかな…”こんな言葉が行き交っている。

『そんなことねぇよ。大丈夫だ。』と不安がっているワンちゃんの弟分の犬の頭を舐めてあげているところでビジョンは終了。

鑑定結果

こんなビジョンは前回には見えなかったことだったので、相談者の方に聞いてみた。

当然保護施設の人からの情報は少なかったようだ。

私の鑑定結果は“PTSD(心的外傷後ストレス障害)”

霊視から推測するに多頭飼育の飼育崩壊だったとのことだが、糞尿の匂いは気にならなかったことからそこまで劣悪な環境にはなかった可能性は高い。

背景的に40~50代の中肉中背の男性の足は脅威であり、弱点と捉えている可能性が高い。

そしてPTSDの主な原因は人間ではなく、犬同士の関係性によるものだと伝えた。

このPTSDは現在悪化していっている。

これは犬の帰巣本能から来るものだと考えられる。

ワンちゃんたちは人に飼われていたのにも関わらず強者と弱者に別れたコミュニティを形成しているところからほぼ野生であること。

恐らく保護施設に引き取られてから相談者のところに来るまでの時間は短く、その間に人間との温かい触れ合いはほぼ無かった可能性が高い。

保護施設の環境もPTSD悪化の原因なのだろうと伝えた。

旦那さんと散歩に行ったり食べ物をねだっているとのことなので、旦那さんが“悪いやつではない”という認識を持っているが、旦那さんや長男くんが出す生活音が過去の感覚を呼び覚ますトリガーになっている可能性が限りなく高い。

ワンちゃんの中でここは安心できる場所、自分だけの場所という認識は強まっている。

だが、生活音というトリガーによって過去の感覚に引き戻されている。

可能であれば動物病院にPTSDである可能性を相談し、動物専門のセラピストがいないか聞いてみてほしいと助言した。

鑑定を経たL!RaNa感想

初めてビジョンを思い出しながら書きました。

この話を全て伝えられたかどうかが思い出せず…。

ビジョンを見ながら質問に答えるので掻い摘んで話すことが多いからやはり鑑定結果を文字に起こすのは大切だと思い知りました。

さて今回の鑑定のりらなの感想です。

動物の霊視は人生で2回目だったので、1回目で全て見きれなかったことがかなり悔やまれました。

こんなに神経を張り詰めた状態で生きてきたことを知り、すごく苦しかったです。

強者と弱者に別れたその世界で生きるのは相当な精神力が必要で誰が味方で誰が敵になるかもわからない中で安らぎを得ることは不可能と言えるでしょう。

そんな中、突然連れ出された時不安になったり死を覚悟するのは当然なのかもしれないと考える中、動物にここまでの知能や心があることに大変驚きました。

特にこのワンちゃんは何度も生まれ変わっており、他の犬の中でも魂が成熟していたため知性がより高くなったのではないかと考えています。

私も猫5匹飼っていますが、もっと本能的で単語でしか聞き取れないのでこのワンちゃんは人間に近い知性を持っていることを実感しました。

一つ小話をすると、私にはこのワンちゃんは中型犬くらいある綺麗な毛並みの立派な姿をしているように感じていましたが…

実際は小型犬(笑)

あーこれはワンちゃんが自分をこう認識しているのかと思ったら可愛すぎて吐血するかと思いました(笑)

愛情や安らぎを感じることが極端に少なかったワンちゃんが相談者の方のところに来たことはもちろんご縁。

今まで誰かを守ろうと頑張って来たことのご褒美なのかもしれません。

たくさんの愛に包まれて幸せを感じ生まれてきて良かった、頑張ってきて良かったと思える人生ならぬ犬生を送ってほしいと心から思いました。

そして相談者の方を含めるご家族はきっとワンちゃんの心を溶かし、温めてあげることができると私は確信しています。

少しでもそのお手伝いができれば幸せです。

動物の保護活動をされている方へ…

このブログにあなたが出会ったということはきっとこのワンちゃんのような子と巡り合うからです。

もしかしたら既に出会っているかもしれません。

今回私が書いた内容は保護活動を非難するものではなく、違った視点を持ってほしいとの願いからです。

私が見たビジョンはあなたにとっては日常なのでしょう。

たくさんの動物の命と心を救い続けるとても素晴らしい活動ですね。

そんな素晴らしい活動をしているあなただからこそ動物にも個性があり、感じ方がある、そのことを知ってほしいと思いました。

私も今回初めて飼育崩壊の現場を感じることができました。

私が見ているビジョンよりも現実はもっと劣悪なのでしょう。

ただ一つ私が伝えたいのは“保護”とは人間からの視点であり、動物からすると保護は今までの全てが崩壊するということです。

家族も仲間のテリトリーも人生も全て。

何をどうすれば良いかわからない。

人間が良いものなのか悪いものなのかわからない。

その子たちは全員そんな思いを抱えている。

保護活動をしていたら一人一人と向き合うのは難しいかもしれません。

でも、あなたが救った一人の里親さんを見つけることは=幸せではありません。

お願いです。

戦場のような場所で生きてきたこの子のような子たちにぬくもりをあげてください。

一日1回匂いを嗅がせてあげるだけでも良いんです。

敵じゃないんだよ、ここは安心できる場所なんだよと教えてあげることを少しでも意識してほしい。

少しの意識がより多くの動物の心を救うのではないかと今回の鑑定を通じて学びました。

ちなみに私が感じた保護するワンちゃんへのベストオブ掛け声は「ご飯食べに行こうね」でした(笑)

私も家から連れ出されるならご飯行こう!が一番ノリノリになりますし(笑)

出張鑑定もしてますので、現地で視ることも可能ですので、もし気になる子がいれば鑑定します。

いつでもお声掛けください。

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